img-src=habit.png=ならわし-12

ご遺体にまつわるいろいろなことを、普段の逆にしたのが“逆さごと”です。屏風があれば逆さにして“逆さ屏風”、身体を拭くお湯は、普段の逆で水にお湯を足して温度調節をする“逆さ水”をつくり、体は普段の逆の足もとから拭き、着物のあわせも普段の逆の“左前”にするなどです。日常では行わない不自然な形にすることで、生きている人と区別する必要などがあったのでしょう。自宅で看取りや葬儀が行われることが多かったころは、自宅でも“逆さごと“を行ったところが少なくなかったようです。現在は、湯灌サービスや葬式などのときに行われることが多いようです。地域によっては、掛け布団の柄が逆さになるようにかけたり、足袋を左右反対に履かせたりするところもあります。