老人ホームで嫌われる人好かれる人

老人ホームには、向いている高齢者と向いていない高齢者が存在し、介護職員から好かれる人と嫌われる人がいます。

しかし、老人ホームで介護職員に嫌われる高齢者は、自宅にいても家族から嫌われグループにいてもグループから嫌われてしまいます。

でもご安心を…

あなたが人からどんなに嫌われていようとも誠心誠意ひたむきに、献身的に尽くしてくれる介護職員は必ずいるのです。

それでは、老後を快適に生活する方法をご紹介します。

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あなたの老後の対策は?

かつては一部の富裕層高齢者だけのものだった、有料老人ホームは、広く一般化し多くの高齢者の終の棲家として定着しつつあります。

そしてどこのホームにも必ず、介護職員から嫌われてしまう入居者が数名存在します。

たとえ介護職員から嫌われたとしても、意地悪をされたり虐められたりすることはありません。

介護職員の多くは、心の優しい、お節介の好きな人たちです。

さらに、虐待防止や身体拘束禁止など、高齢者の尊厳について日々日常的な研修や教員を受けていますので、不謹慎な介護職員がいたとしても、組織として早期に発見し修正することができます。

ニュースで取り上げられる虐待などは、特別なケースです。

多くの入居者や家族が、有料老人ホームで安心した生活環境を手に入れています。

本当かどうかわかりませんが、在宅生活をしている人よりも、老人ホームで生活している人のほうが長生きだといいます。

また、激しいクレームを言いそうな家族や入居者の入居を意図的に止めているのも、介護業界のトレンドの一つです。

例えば、特別養護老人ホームに入居をするためには、入居判定委員会に掛けて判定をするという手続きが必要ですが、その時に、うるさい家族、うるさい入居者は排除されていきます。

入居者ニーズは多いので職員ニーズを汲み取らないと、入居者の受け入れすらままならないということです。

あなたも老人ホームの正しい実態を理解して、対策を考える必要はありませんか?

物は言いよう伝えよう

官庁や大手企業で中間管理職や上級管理職にあった男性に多く見受けられるのが、気分は現役の管理職と変わらず、介護職員を自分の部下だと考え、平気で指示や命令を当たり前のように出して、介護職員から見事に嫌われてしまう入居者です。

契約に基づき必要な費用を支払い、それに見合ったサービスを要求しているという理屈なので、それ自体を非難することはできません。

しかし、物には言いよう伝えようというものがあります。

頭ごなしに指示をするより、遠慮がちにお願いしたほうが、要求がスムーズに通り、サービスの提供におまけや付加価値が付くということも、人の社会では多々あります。

老人ホームの中には、このあたりのことにまったく配慮が無い入居者もいれば、逆に抜群の配慮を見せて、自分の要求をスムーズかつ有利に進むようにしていく入居者も存在します。

中には、介護職員を手なずけ、意のままにコントロールしている世渡り上手な入居者も存在しています。

そもそも、老人ホームに入居する多くのパターンは、家族が気難しい高齢者の面倒を見るのが嫌だという動機も多くあります。

老人ホームを探し、本人に入居を勧め、入居をするというパターンが多いことから、身勝手な性質の入居者の存在は、いわば仕方のないことなのかもしれません。

しかし、多くの入居者は、環境が変われば気分も変わり、老人ホームは他人の集まりなので、分をわきまえるという現象が少なからず起きています。

職員のコミュニケーション能力

コミュニケーション能力が高い人とは、常に明るく、誰とでも仲良くなれ、臨機応変に対応を変えることができる。

さらに、自分の良いところを理解して、それを上手く表現することで、商談などを優位に進めることができる人。

そのような人は、多くの職種で活躍ができ、わざわざ介護職員として働く必要はありません。

最近は新卒の介護職員も多くなりましたが、大多数は他の業界からの転職組です。

前職はさまざまですが、共通していることは、何らかの理由で自ら辞めてきた人が多いようです。

その多くは、ノルマやストレスに疲れ、自分らしい仕事がしたいとか、人から感謝される仕事がしたいという衝動に駆られて介護職員になった人たちです。

また今の時代、どの業界でも同じかもしれませんが、多くの女性介護職員は気が強く、しっかりしている女性が多い業界なのです。

しかし、気が強い女性職員であっても、対人関係をつくることは苦手な場合が多く、コミュニケーション能力は高いとは言えません。

男性は圧倒的に大人しい職員が目立ちます。

人数が少ない上に、大人しいということで存在感は無くなります。

そして、決して悪い人ではないのですが、弱気な男性というイメージが強くなってしまいます。

多くの介護職員は、対人関係を上手くつくることは苦手なのですが、正直で嘘がつけない人たちのようです。

しかし、認知症の高齢者にも、気長に対応することができ、非常識な行動に対しても寛容です。

老後の上手な生き方

物で釣ったり、仕草が可愛かったり、多くの女性入居者は、どう自分が立ち回れば介護職員から好かれるのかを、よく知っています。

しかし男性入居者の多くには、介護職員から嫌われるケースが目立ちます。

特に、現役を離れて20年も経つのに、現役時代の肩書にしがみついている男性は嫌われる傾向があります。

企業人の肩書とは、退職する時に消滅し実績もチャラになるものです。

老人ホームに入ってしまえば全員同等で、かつての肩書や預貯金の金額などで優位に立つことはないと考えたほうが賢明です。

家族のために良かれと思い、懸命に仕事に打ち込んできたのに、家族からは家庭を顧みない仕事人間だと悪者扱いをされている高齢者。

仕事にかこつけて、家族のことを本当に顧みず、敵を取られている高齢者。

経済的な事情も重要ですが、家族関係も非常に重要なのです。

老人ホームで快適に生活をしている高齢者に共通していることは、家族との人間関係が良好な人が多いということです。

確かに多くの入居者は、不本意な形で入っています。

しかし一部の入居者は、家族との良好な関係を維持することができていることで、入れ替わり立ち替わり家族が面会にやってきて、外食に行ったり、談笑をしたりと、自宅と同じように過ごしている入居者も存在しています。

過去の呪縛に縛られている人は、意外と多いものです。

しかし、過去と上手く折り合いをつけて進化できた人は、老後も上手く生きていけるのです。

快適に生活する方法

介護職員も物わかりの良い入居者のほうが、好きなのは当たり前です。

介護職員になるような人は、気持ちが優しい人が多いのです。

気が弱く打たれ弱い。

傷つきやすいので、相手が認知症で訳のわからないことを言っていたとしても、具体的に悪態をつかれたりすると傷つきます。

何も文句を言わず、すべてを受け入れ、我慢をしているような入居者に対しては、申し訳ないという思いが生まれ、特別に何かしてあげたい、しなければいけないという気持ちになるものです。

費用を負担しているのだから…、元を取らなければ…、しっかりと仕事をさせなければ…と考える人の気持ちも理解できますが、大人の対応をしてみると、意外なほどサービスが良くなるということがあるのです。

老人ホームは、何をするにしても、順番を守るということが生じます。

多くの入居者に同じサービスを提供するためには、順番が発生するからです。

入居者の中には、一番でないと気がすまない人もいます。

そのような中、物わかりの良い入居者は、介護職員からすると扱いが楽で、笑顔で「どうぞ」と順番を譲ってくれれば、介護職員には借りができ、その借りを返したいと思います。

自己主張が強い人よりも、自己主張がない人や我慢強い人に、何かしてあげたくなるものです。

老人ホームで上手く生活をしていきたいのであれば、自己主張はほどほどに、声なき声を聴いてもらえるような、入居者になったほうが有利なのかもしれません。

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