死んで身内が困ること

申請しなかったばかりに、もらえるはずのお金がもらえなかったり、手続きが遅れて払わなくてもいい費用を支払うことに…。

そして手続きの中には、正直、面倒くさい…と、サジを投げ出したくなるモノもあります。

自分で行うにしても、どんな手続きが面倒くさいのかを知っておけば、心構えが変わります。

身近な人がお亡くなりになった時から、困りごとの連鎖がスタートします。

死後の困りごとは、知っておくことで役に立つものです。

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損しがちな手続きBest5

損しがちな手続きナンバー1

最新の制度で戸籍謄本代を節約

平成29年5月29日から始まった、法定相続情報証明制度は、故人が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本を登記所に提出すれば、その後、戸籍謄本の代わりとして利用できる相続関係をまとめた書類をもらえるという制度です。

この制度の利点は、無料という太っ腹なところです。

戸籍謄本を何セットも揃えると、意外と費用がかさみますので使わない手はありません。

損しがちな手続きナンバー2

葬祭費が戻る

葬祭費(埋葬料)は、故人が加入していた健康保険から、葬儀を行なった喪主に対して、支払われる費用のことです。

保険の種類や市区町村によって金額は違いますが、3〜7万円程度が支払われます。

当然、申請しないともらえません。

7万円もあったら…、忘れずに申請してください。

損しがちな手続きナンバー3

駐車場代もバカにならない

自動車を相続することになった方に気をつけてもらいたいのが、駐車場代です。

相続手続きに期限がありませんので、他の手続きに追われていると、つい後回しに…。

駐車場代は土地などにもよりますが、高い場所では月に数万円のところもあります。

落ち着いた頃に手続きをしようとしたら、数十万円の駐車場代が請求された!

…なんてことにならないように、気をつけてください。

損しがちな手続きナンバー4

葬儀社の選び方で費用負担増↑

葬儀社によって、費用には差があります。

何も知らないで選んでしまうと、数万円から数十万円と費用が増えることもあります。

地域の相場感を確認しておきましょう。

また葬儀社によって、手続きや時間のムダが増えてしまったり、宗教者とのトラブルに巻き込まれたりすることもあります。

納得のいく葬儀ができるように、事前に葬儀社を選んでおくことは重要です。

損しがちな手続きナンバー5

 

 

遺産を見落とす原因

亡くなった父には、大きな遺産がなかったので、すぐに相続の手続きを済ませる…。

そうお考えの方は、少し待ってください。

相続手続きをした後に、故人の借金が出てきたり、連帯保証人の契約書が見つかったりと、相続をした後に、マイナスの遺産が見つかることもあります。

相続放棄まで3カ月はありますので、遺産調査は慎重に行ってください。

また、期限延長もできますので、あせらずに計画を立てましょう。

面倒くさい手続きBest5

面倒くさい手続きナンバー1

 

 

戸籍調査

戸籍は、婚姻や転籍、法改正などで書き換えられるため、故人の戸籍を集める場合、生まれた時から亡くなるまでの全ての戸籍を集める必要があります。

しかも本籍地が変わっている場合には、それぞれの市区町村役場で取得しなければいけません。

人によっては、何十通にも及ぶこともあり、かなり手間がかかる場合もありますので、覚悟が必要です。

面倒くさい手続きナンバー2

遺産調査

相続の場合、まずは、どんな遺産があるのかを調べる必要があります。

分かりやすい預貯金は、銀行の通帳などで確認できるものの、それ以外にもいくらで見積もられるのかを計算する不動産や、借金の有無まで、くまなく家を探したり…。

労力と時間が、かなりかかります。

それも、遺産分割の手前段階です。

まだまだ、これからなのです。

面倒くさい手続きナンバー3

遺産分割協議

多くの場合、遺産をどのように分けるのかを、相続人全員で話し合って決めます。

話し合いが終わり、遺産分割協議書をつくったら、相続人全員から実印をもらわなければいけませんが、この時点で「やっぱり納得できない」と言い始める人もいます。

そうなると、なかなか実印がもらえず手続きが完了しません。

話し合いが終わったと気を抜かず、骨の折れる作業だと知っておきましょう。

面倒くさい手続きナンバー4

不動産の手続き

土地や建物などの不動産を相続した場合、所有者の名義を故人から相続人に変える手続きを行います。

登記申請は、相続する不動産の所在地を管轄する法務局で行いますが、自分で申請すると内容が難しいため法務局に5〜6回出向いて、申請書の書き方などを相談しながら提出するケースがほとんどです。

通常でも時間と手間がかかるのに、不動産の所在地が離れている場合は、なおのこと面倒です。

面倒くさい手続きナンバー5

ネット銀行

ネット銀行には通帳が無いため、故人が利用していたとしても、遺族は口座の存在に、なかなか気づけません。

パソコンやスマートフォンに、ネット銀行からメールが届いていないか?

“お気に入り” や ”ブックマーク”をチェックして、口座の有無を確認する必要があります。

また口座は確認できたものの、IDとパスワードが分からない場合、銀行に残高証明書の発行を依頼することになり、残高があるかどうかを調べるだけでも、手間がかかります。

生死不明・不審死

多くの場合、病気や老衰などが亡くなる原因ですが、生死が分からない失踪や死因が分からない特別な状況の手続きを解説します。

死因が分からない場合

部屋で亡くなっているのを発見して、

何時、亡くなったのか?

何故、亡くなったのか?

…が、分からない場合は、警察に連絡します。

病死か?

自殺か?

あるいは、

事件性があるのか?

警察が検死をして、死亡の日時、死因などを特定し、死体検案書を作成します。

死体検案書を受け取ったら、後は死亡届、火葬許可申請という通常の手続きになります。

ちなみに海や川でご遺体が見つかった場合も、同じく警察を呼んで手続きを行います。

死因が分からない場合

生死が分からない場合

失踪して生死が分からないままだと、相続の手続きが行えません。

そこで、人を法的に死亡とするための手続きに失踪届があります。

提出するには、家庭裁判所から失踪宣告を受ける必要があります。

家出や蒸発などの普通失踪は、7年過ぎると失踪宣告を受けることができますが、船の沈没や山での遭難、戦争、自然災害、事故などで、生死が分からない場合は特別失踪として、1年過ぎると失踪宣告を受けることができます。

生死がわからない場合

遺族でもパスワードは解除できない?

Eメールや写真など、スマートフォンには、個人的なデータが詰まっていますので、多くの人がロックをかけている場合が多いはずです。

スマートフォンの解約は、キャリアに相談すれば遺族でも行えますが、ロック解除はできません。

それはパソコンでも同様です。

プライバシーに関わることなので、第三者ではどうにもできないようになっているのです。

また、デジタルと言えばSNSがどうなるかという問題もあります。

基本的にはユーザーが亡くなっても、存在し続けることになりますので、更新されないFacebookやTwitterなどを見て、亡くなったことを知らない友人が心配することもあるでしょう。

Facebookの場合、友人の操作でアカウントを削除したり、追悼アカウントに変える機能もありますが、事前に設定しておく必要があります。

SNSの設定やスマートフォンのパスコードなど、あなたにもしものことがあった時、家族がわかるようにしておきたいものです。

生前に確認しておきたいこと

何気ない会話の中にも、相続時のヒントが隠されています。

相続に関わる言葉が出てきたときに、ここにメモしておくことをお勧めします。

知りたいこと 内容
お金の預け先 (                  )銀行
投資 有(                  )・無
生命保険 有(                  )・無
借金 有(                  )・無
連帯保証人 有(                  )・無
延命治療 必要・不必要

 

家族が遺言書を用意していれば、手続きの負担も軽くなりますが、遺言をなかなか書いてくれないケースも多いはずです。

そんな場合は、相続人側が少しでも情報をメモしておくことで、後々の手続きがスムーズになります。

まず、知っておきたいことは、銀行や投資といったお金にまつわることです。

その他にも生命保険の情報や借金について、確認しておきたいところです。

借りた相手やその額、そして連帯保証人になっていないかどうかを知っておくことで、相続放棄の判断材料にもなります。

また延命治療について、本人の意思の確認も重要です。

これらは、無理に聞き出すというよりは、何気ない会話の中で出てきた発言をメモしていくことで、いざという時の助けになるはずです。

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