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葬儀で起こりがちな追加費用

葬儀で起こりがちな追加費用

葬儀費用は、基本プランの金額に加え、追加費用(プラン外費用)がほぼ必ず発生します。

追加費用に関連するトラブルが後を絶ちませんが、全ての追加費用が悪徳業者によるものではありません。

一部の葬儀会社が事前に追加費用の発生を明示しないことが、葬儀業界に否定的なイメージを植えつけています。

葬儀費用や追加費用についての知識を身につけておくことで、葬儀会社と円滑なコミュニケーションが可能です。

以下では、葬儀費用で追加費用が発生する場合について詳しくご紹介します。

セットプランの内訳に注意

問題が多いのは、家族葬など小規模な葬儀で提供されるセットプランです。

追加料金一切なしをうたっていても、実際には追加料金がかかる場合があります。

どのような状況で追加料金が発生するかについて、しっかり確認しましょう。

1.明確な見積もりの提供

セットプランを提供する葬儀会社に対して、事前に明確で具体的な見積もりを依頼しましょう。

基本プランに含まれているアイテムやサービス、そして含まれていない場合の追加費用について確認します。

これにより、葬儀当日に予期せぬ追加料金が発生するリスクを減らせます。

2.必要なアイテムの明確化

葬儀に必要なアイテムやサービスがセットプランに含まれている場合でも、具体的にどのようなものが含まれているかを確認します。

アイテムのグレードや数量に関する柔軟性がある場合、それがどのようにプランに組み込まれているか確認し、追加費用の有無を尋ねます。

3.特定の状況での追加費用

小規模な葬儀で発生しがちな追加料金の具体的な状況を明らかにします。

例えば、参列者数が一定数を超えた場合や特定のサービスが必要な場合などに追加費用が発生するかを葬儀会社に問い合わせます。

4.過去の実績や評判の確認

同様のセットプランを利用した過去の利用者の実績や評判を調査します。

口コミやレビューを確認することで、葬儀社の信頼性や提供サービスについての情報を得ることができます。

5.契約書の詳細確認

契約書に記載された条件や規定を注意深く確認します。

契約書には見積もりと同様、具体的なサービス内容や追加費用に関する情報が含まれているはずです。

わからない点があれば、葬儀会社に質問し、理解した上で契約を進めましょう。

これらのアプローチを取ることで、セットプランによる葬儀で追加料金に関するトラブルを回避しやすくなります。

見積もりに含まれないアイテムや人件費

葬儀費用は葬儀会社ごとに異なり、含まれる内容もバラバラです。

提示された基本プランの見積もりが、実際に必要なアイテムや人件費を網羅していないことがあります。

基本プランに含まれない可能性が高い項目には次のものがあります。

1.遺体のケア

遺体のメイクや湯灌、エンバーミングの費用は、遺族によって不要だと考えられることもあります。

そのため、これらのサービスは通常、オプションとして提供されます。

エンバーミングでは、解剖された遺体の場合、切断された臓器を修復する作業が追加され、時間がかかります。

このため、追加費用が発生する可能性があります。

湯灌の場合も、遺体に傷がある場合は縫合が必要で、これが追加費用を引き起こす要因となります。

また、遺体の状態がよくない場合、例えば腹水がたまっているなどの状況では、葬儀当日まで適切な処置が必要です。

このようなケースでは、追加料金が発生する可能性があります。

葬儀会社によっては、故人の口や目を閉じるだけでも追加料金がかかることがあります。

2.返礼品や飲食

通夜や葬儀当日の参列者数に応じて、返礼品や飲食費が用意されます。

遺族が小規模な葬儀を望んでも、噂が立ち当日に参列者が増えることがよくあります。

感謝の気持ちから参加してくれる方には、返礼品を用意する必要があります。

これらを基本料金に含めると、葬儀会社が予期せぬ追加料金を請求する可能性があるため、通常は基本料金外の項目として設定されます。

葬儀は予定通り家族だけで行うつもりでも、近所の方や友人が当日に訪れることがあるため、参列者への返礼やおもてなしには追加料金が発生することが避けられません。

3.遺体の搬送

基本プランには搬送費が含まれていても、通常は移動距離が設定されており、それを越える場合は別途費用がかかります。

特に病院から安置場所までの距離が長い場合は、距離加算が発生します。

また、夜間も搬送距離に応じて夜間料金が加算されます。

なお、お迎えの指定時間から遅れて出発する場合も留置料金が加算される場合があります。

4.移動用のマイクロバス

葬儀場から火葬場までの距離が遠い場合、移動手段としてマイクロバスを利用することがあります。

通常、これは基本プランに含まれていないことが一般的です。

必要な場合は別途追加料金が発生します。

また、観光シーズンはバスの手配ができないこともあります。

5.葬儀までの日数が伸びた場合

お寺様の都合や火葬場の予約が難しく、亡くなってから葬儀までに時間がかかる場合があります。

特に冬季など多くの方が亡くなる時期は葬儀場や火葬場の混雑がひどく、葬儀までに数日もかかることがあります。

遺体の安置が自宅でできない場合、安置施設の使用料が追加でかかります。

また、安置日数が延びると、故人の体を保冷するために必要なドライアイスも追加されます。
それに伴い追加料金が発生します。

遺体の安置が自宅でできる場合は、費用を難しい場合は、葬儀社に頼むことも考えられます。

ただし、葬儀会社によっては安置料が別途かかることがあるので、事前に確認しておくことが重要です。

安置施設で故人を預けた場合、葬儀の日まで待つことになります。

特に故人の最後の瞬間に立ち会えなかった家族や親戚が、故人に面会するだけで追加料金がかかることがあります。

葬儀の日まで故人に付き添う場合は、宿泊設備が完備された施設に安置されますので、費用はさらに高額になります。

6.葬儀場使用料金

葬儀の規模や場所によって、葬儀場の選択肢は様々です。

そのため、葬儀場の利用料金は通常、セット料金とは別になっています。

エレガントな葬儀場を選べば、費用も高額になりますし、家族葬向けの小さな葬儀場でもホテルのような設備があれば、それに応じて高額になることもあります。

7.サービス料金

葬儀のサービス料金は、24時間365日の葬儀会社の対応にかかる人件費を考慮していると理解できます。

サービス料金は、欧米のチップのようなもので、ホスピタリティへの対価とされています。

ただし、葬儀では棺や骨入れ、セレモニースタッフなどの商品の価格は、仕入れ価格の何倍も高く設定されています。

これらの商品はセットやオプションとして請求されるため、ホテルのようなサービスが提供されなければ、納得感が得られないことが現実です。

8.火葬料金や待合室

火葬料金や待合室は、地域によってバラつくことがよくあります。

そのため、これらの費用は通常基本プランに含まれていないと考えておくべきです。

例えば、基本プランに火葬場の使用料が含まれていても、休憩室の使用料は含まれていないことがありますので、注意が必要です。

9.お布施や心付け

葬儀では、お寺様に読経を頼んで戒名をもらうことが一般的です。

この際、お礼としてお布施を支払います。

ただし、地域や寺院によってお布施の金額が異なるため、これは基本プランに含まれないことがほとんどです。

お付き合いのある菩提寺がある場合は問題ありませんが、葬儀会社にお寺様の手配を頼む場合は、お布施の金額を確認することが重要です。

さらに、霊柩車やバスの運転手に心づけを求める葬儀会社もあるため、これが本当に必要かどうかも確認すると良いでしょう。

まとめ

葬儀において追加費用のトラブルを回避するためには、慎重なプランニングと十分な情報収集が肝要です。

基本プランに含まれる内容や、それに加えて必要となる可能性のあるアイテムやサービスについて、葬儀会社との確認を怠らず行いましょう。

明確な契約条件や費用の詳細を理解し、過去の利用者の経験を参考にすることも大切です。

追加費用のリスクを最小限に抑え、故人を偲ぶ静かで穏やかな葬儀を実現するために、事前の対策が鍵となります。

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