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喪中はがきの基本と注意点

喪中はがきの基本と注意点

喪中はがきの基本構成から、異なる宗教背景における喪中の取り扱い、切手の選び方、胡蝶蘭柄の意味、そして喪中はがきの添え書きについて掘り下げていきます。

喪中はがきの作成や送付に関する理解を深めていくことで、普段お世話になっている方々と深い絆を築くことができるでしょう。

喪中はがきの基本

喪中はがきの基本について詳しく見ていきます。

以したのポイントに留意しながら、喪中はがきを作成していきましょう。

喪中はがきの基本的なマナー

喪中はがきで気をつけるべきマナーを紹介します。

まず気をつけなければならないのは下記の3点です。

▪句読点は使用しない

▪行頭の一字下げはしない

▪数字は漢数字で記載する

書く方向は縦書きが一般的ですが、最近では横書きの喪中はがきも見かけるようになりました。

ウェブ上で公開されている喪中はがきのテンプレートの中にも横書きが存在します。

喪中はがきの基本的な構成

喪中はがきは下記のような構成で作成するのが一般的です。

1.挨拶文

例:喪中のため、新年のご挨拶は失礼させていただきます

2.他界した日付、年齢、差出人との続柄
 
例:令和△△年△月に岳父○○が享年△△歳にて永眠いたしました
 
享年を使用する場合は、年齢は数え年で記載します。
 
故人の名前はフルネームで記載、苗字が一緒の場合は名前だけを記載するようにしましょう。

3.お世話になったことに対するお礼の言葉
 
例:本年中に賜りましたご厚情に深く感謝いたします。

4.結びの挨拶
 
例:明年も変わらずご厚誼のほどお願いいたします

5.差し出し年月
 
喪中はがきを差し出す年月を記載します。
 
例:令和△△年△月

6.差出人の住所、氏名

表面の文章の最後に差出人の住所と氏名を記載します。

複数名亡くなった場合

同じ年に複数の親族が亡くなった場合、別々に喪中はがきを出す必要はありません。

ひとつの喪中はがきの中に亡くなった順番で、亡くなった日付、続柄、名前を記載しましょう。

例:故人が2人の場合

令和△△年△月に(続柄)(名前)
令和△△年△月に(続柄)(名前)が永眠いたしました。

キリスト教の場合

喪中とは日本の古来の慣習であり、キリスト教の中では「喪中」という概念がそもそも存在しません。

しかし、キリスト教であっても日本で生まれ育った場合、日本の慣習に従って喪中はがきにあたる挨拶状を送ることがあります。

その場合は、喪中という言葉は使用せず下記のような文面にしましょう。

例:過日○○が帰天いたしました。

つきましては新年の挨拶をご遠慮させていただきます。

明年が皆様にとって幸多き年となりますようにお祈り申し上げます。

喪中はがきの切手

私製の喪中はがきをお送りいただく際には、切手の選択も重要です。


慶弔用の切手は種類が限られており、特に弔事用のはがきに使用されるのは「弔事用62円普通切手花文様」と呼ばれるものです。

この弔辞用の切手を使用することで、少しでも心温まるお悔やみの気持ちを伝えることができます。

ただし、記念切手や派手な色彩の切手は避け、シンプルで控えめな切手をお選びいただくことが大切です。

最近では、年賀状欠礼挨拶や寒中見舞いを封書でご送付される方も増えています。

はがきは基本的には簡易版となりますが、より詳細な内容や思い出を伝えたい場合は、封書が適しています。

心を込めてお悔やみの言葉や思い出を綴り、届けるスタイルも増えています。

お悔やみをお伝えする際は、落ち着いた色調の封筒を用いて、温かな思いを伝えることができるでしょう。

白上がりの胡蝶蘭

喪中はがき用の切手には、郵便はがきの場合は通常はがきに胡蝶蘭が印刷されたものが使われます。

私製はがきの際は、喪中用の切手にはブルーの背景に白とグレーの小さな花がちりばめられた弔辞用の切手が選ばれます。

胡蝶蘭は東南アジアが由来で、かつてはお祝いの場で利用されることが一般的でしたが、最近ではお悔やみや法事にも選ばれるようになりました。

かつては「白上がり」で菊がよく使われましたが、最近では胡蝶蘭も増えています。

お悔やみの場では、派手な色やトゲのある花は好まれません。

また、四十九日までは白一色の花が一般的です。

白の胡蝶蘭はこれらの条件にピッタリ合致します。洋花葬にも和花葬にも適しています。

菊から胡蝶蘭

花言葉としては、胡蝶蘭全般が「幸福が飛んでくる」や「純粋な愛」を象徴します。

特に白い胡蝶蘭は「清純」を表現すると言われています。

ピンクの胡蝶蘭は情熱的な愛を意味しています。

興味深いことに、菊が苦手な方でも、胡蝶蘭は受け入れられやすいようです。

胡蝶蘭はメンテナンスも簡単で、通常の花が1日に2回ほど水を必要とするのに対し、胡蝶蘭は10日ほど水を差さなくても元気を保ちます。

これにより、遺族に負担がかからず、好評を博します。

郵便はがきの切手欄には、やまゆり、山桜、胡蝶蘭の3種類の花が描かれています。

やまゆりは普通紙、山桜はインクジェット用のはがきに使用され、胡蝶蘭のはがきは普通紙が緑、インクジェット用はブルーで印刷されています。

喪中はがきや寒中見舞いのはがきを見ると、郵便はがきの場合はほとんどが胡蝶蘭が使われていることが確認できます。

胡蝶蘭について

郵便局での喪中はがきには、胡蝶蘭の美しいデザインが描かれています。

胡蝶蘭はラン科に属する植物で、野生のものは主に東南アジアに分布しています。

花の色は白、ピンク、赤、黄、青などさまざまで、ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」、白の胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」または「純粋な愛」といった花言葉があります。

胡蝶蘭は温室であれば1年中花が咲き誇りますが、寒さには弱いため、栽培時には室温を15度以上に保つことが重要です。

一般的には1か月以上楽しむことができ、最後の花が散るまでには3か月も持続することもあります。

花が散っても、上手に育てると50年の寿命があるとされています。

胡蝶蘭の美しさと長寿命は、悔いなくお悔やみの気持ちを伝えるのにぴったりです。

供花としての胡蝶蘭

胡蝶蘭は通常お祝いの席で使われることが多いですが、なぜお葬式や喪中はがきなどでよく見られるのでしょうか。

実は、葬儀などの供花として用いられる花には、四十九日までは「白あがり」として、白い花で、とげのないものが選ばれます。

胡蝶蘭はその特性から、とげがなく、水やりも少なくて済むため、遺族の方々が忙しい中でも負担が少ない、弔事用の花として好まれています。

特に白一色の胡蝶蘭は、清楚で控えめな印象を与え、悲しみに寄り添う花として最適とされています。

胡蝶蘭を贈る際には、立て札に「供」と記し、その下に送り主の名前を控えめな文字で書くのが良いとされています。

このシンプルで簡素な仕立てが、胡蝶蘭の品格を引き立て、供花としての意味をしっかりと伝えます。

胡蝶蘭の喪中はがきでの使われ方

胡蝶蘭が描かれた「通常はがき」は、主に喪中欠礼や寒中見舞いに利用されます。

このはがきが「通常はがき」と呼ばれるのは、元々は喪中用に作られたものではなく、その落ち着いた雰囲気が喪中や寒中見舞いにぴったりだとされ、結果的にこの呼称が定着しました。

対照的に、喪中用の62円普通切手・花模様は「弔事用」として明示されています。

喪中はがきや葬儀の供花に使われるイラストは、椿や百合、水栓、桔梗、野菊などの白や落ち着いた花が主流です。

以前は宗教的な意味合いの強い蓮などもよく見られましたが、最近では故人への愛情や感謝の気持ちを表現するため、故人が好んだ花が選ばれることが増えています。

胡蝶蘭はその清楚な佇まいと「優しい愛」という花言葉から、故人を偲ぶあるいは感謝するために選ばれることがあります。

喪中はがきの添え書き

はがきの添え書きは、主に手紙やはがきに添付される追加のメッセージやコメントのことを指します。

添え書きは、本文以外に相手に伝えたい個別の感謝の気持ち、励ましの言葉、あるいは特定のイベントや状況に対するコメントなどが含まれることがあります。

以下に、喪中はがきの添え書きの一般的な例やポイントをいくつか挙げてみましょう。

添え書きすべてがマナー違反ではない

年賀状を受け取る際、印刷されたデザインだけでなく、何か一言添え書きがあると心が温かくなります。

これは年賀状だけでなく、他のはがきのやりとりでも同様で、一言の添え書きには相手を思いやる優しい心が表れます。

ただし、喪中はがきに関しては添え書きの必要性はありません。

形式的な文字だけで物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、そのままシンプルな文面で投函するのが良いでしょう。

ただし、喪中はがきの添え書きが全てマナー違反だというわけではありません。

年賀欠礼に関連すること以外は書かないのがマナーです。

年賀欠礼の固定文だけで伝えたいことは十分に伝わっており、余計な添え書きは避けるべきです。

弔事に関連する添え書きはマナー違反ではありませんが、内容によっては相手や故人にとっても失礼になることがあるため、慎重に配慮することが重要です。

マナーの範疇である添え書き

喪中はがきの添え書きがマナー違反でないとしても、相手を慎重に選ぶことが重要です。

親しい関係や親戚、またはお世話になった方々には、定型文だけでは表現しきれない感謝の気持ちを添え書きで伝えても良いでしょう。

ただし、結婚や出産、引っ越しのようなおめでたい出来事や、故人を偲ぶ気持ちが感じられない内容は避けましょう。

法要や葬儀に出席していただいた方には、「ご出席いただきありがとうございました」といった感謝の言葉や、故人との思い出に触れる添え書きが適切です。

ただし、添え書きが適切な範囲を超えないよう、あくまでも年賀欠礼であることを念頭に置くことも大切です。

たくさん伝えたい場合は、別の機会に寒中見舞いなどを利用して、近況報告や思い出を綴るのが良いでしょう。

まとめ

喪中はがきに関するこの記事では、基本的な構成から切手のマナー、胡蝶蘭柄の意味、そして添え書きに至るまで、慎重な配慮が必要なポイントにフォーカスしました。

喪中はがきは、お悔やみの気持ちを伝える重要な手段であり、その際には相手の感情や文化に敏感に対応することが求められます。

また、キリスト教の文脈や切手の選び方にも留意し、心温まる表現で故人を偲び、感謝の意を伝えましょう。

添え書きについては、マナーを守りつつも相手に寄り添う言葉を添えることで、お互いに共感と支え合いの気持ちを深めることができます。

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