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葬儀場の見積以外の追加費用

葬儀場の見積以外の追加費用

葬儀を計画する際には、葬儀費用の見積もりが欠かせません。

しかし、葬儀場の見積書に記載される費用項目だけではなく、見落としがちな費用も考慮する必要があります。

この記事では、葬儀費用の見積もりを行う際のガイドラインを詳しく解説します。

「葬儀費用の見積もり:見積書の費用項目をチェックする際のガイドライン」

葬儀を行う際には、葬儀費用の見積もりが重要です。

しかし、葬儀場の見積書に記載される費用項目はすべてではありません。

見積書をチェックする際には、見落としがちな費用項目も加味する必要があります。

ここでは、葬儀費用の見積もりを行う際のガイドラインをご紹介します。

葬儀の前の段階で生じる費用項目

葬儀の前の段階では、さまざまな費用が発生します。

これらの費用は、葬儀の準備を円滑に進めるために必要なものです。

遺体処置:湯灌・遺体メイクアップなど

ご遺体を清潔にし、体液などの漏れを抑え、整髪、化粧、着替えなどを行う費用です。

病院で亡くなった場合には、エンゼルケアとして院内で行われます。

エンゼルメイク

エンゼルメイクは、故人の遺体を美しく整えるためのメイクアップです。

具体的には、遺体の皮膚を清潔に保ち、自然な表情を再現するために化粧を施します。

これによって、遺体が穏やかで安らかな表情を保ち、家族や友人による最後のお別れがより心地よくなります。

エンゼルメイクは、葬儀や告別式の際に遺体を見送る人々に、故人がいつものように見えるようにするために行われます。

湯かん

湯かんは、故人の遺体を清潔に保ち、身体を洗浄するための伝統的な儀式です。

通常、ぬるま湯を使って遺体を洗い、整え、清潔にすることで、尊厳を保ちながら最後のお別れの準備を整えます。

この儀式は、多くの文化や宗教的に行われており、故人の魂が安らかに旅立つことを願う意味が込められています。

寝台車

病院から自宅などの安置場所まで、ご遺体を専用車両で搬送するための費用です。

枕飾り

安置したご遺体の枕元に飾られる祭壇です。

仏式の場合は白木の小机に三具足、ろうそく、線香、樒などのセット費用が含まれます。

遺体保存処置料:ドライアイス

お葬式までの間、ご遺体の劣化を抑えるために使用されるドライアイスや防腐・防臭剤の費用です。

エンバーミング

葬儀場や日程の都合で数日間お葬式まで時間がかかる場合や、事故死などの場合に、ご遺体の劣化を防ぎ、修復するための化学的・外科的な技術です。

専門技能者であるエンバーマーがいる葬儀会社で、別料金で提供されます。

遺体保管料:遺体安置料

故人を自宅以外の場所に安置する際の費用です。

一般的な相場は1日あたり1〜2万円です。

納棺支度料

納棺(のうかん)とは、亡くなった方の遺体を棺に納めることを指します。

具体的には、遺体を棺に慎重に移動し、遺体が適切に収まるように棺を閉じる作業です。

この儀式は、故人を安らかに安置し、葬儀の準備を進めるために行われます。

納棺の際には、家族や関係者が遺体を丁寧に扱い、故人への最後の敬意を示します。

手続代行手数料

死亡届は、7日以内に市町村役場に提出する必要があります。

同時に、火葬を行う場合は火葬許可申請書も提出し、火葬許可証を取得する必要があります。

故人の家族は葬儀の準備に忙しいため、死亡届の手続きはしばしば葬儀場のスタッフが代行します。

通夜・お葬式の施行に関する費用項目

葬儀の施行に関する費用項目には、次のようなものがあります。

以下の費用項目は、葬儀で発生する代表的な項目です。

1.祭壇

祭壇の準備や設置作業などが含まれます。

祭壇周りの装飾の追加費用がある場合もあります。

2.棺

素材やサイズによって価格が異なります。

3.位牌

白木で戒名や霊位が記され、四十九日まで使用されます。

4.遺影写真

額に入った写真とセットで提供されます。

「花飾り」の費用が別途かかる場合があります。

5.骨壺

素材やサイズによって料金が異なります。

素材やサイズの選択肢は限られます。

6.焼香設備

焼香台やお香などの設備です。

7.受付

受付に必要なアイテムが含まれます。

看板や装飾などの追加費用がある場合もあります。

8.特殊演出費

特別な音響や照明、映像などの演出にかかる費用です。

司会進行やナレーションの費用です。

9.車両関係費

霊柩車やバス、ハイヤーなどの移動費用です。

10.人件費

葬儀場スタッフや飲食の配膳スタッフの人件費が含まれます。

11.施行運営管理費

祭壇や葬儀場の設置・運搬・撤去の費用。

事務手続きやサービスの手配とそれに関わるマネージメントの費用。

葬儀の企画・運営の費用などです。

上記以外で、お通夜・お葬式に必要となる費用の項目

以下は、お通夜・お葬式に関連する費用項目です。

これらの項目は葬儀場が直接提供しない場合もありますが、実際に必要となるものです。

通常、これらの費用は葬儀会社が立て替えて後で精算されますが、予算を立てる際には重要な費用項目ですので、葬儀会社に見積書に含めてもらうように依頼することが重要です。

1.葬儀場の使用料

自宅以外の寺院や公営の葬儀場で、お通夜や葬儀を行う場合に必要な施設使用料です。

寺院や公営の葬儀場の使用料は、葬儀会社の見積書には含まれません。

2.会葬礼状

会葬者に渡す挨拶状で、予定の会葬者数よりも多めに見積もる必要があります。

3.粗供養品・引き物

会葬礼状と一緒に会葬者に渡す品です。

香典返しとは異なります。

4.飲食費

通夜や葬儀・告別式における料理と飲み物の費用です。

5.人件費(配膳人)

葬儀場での案内や飲食会場での配膳をするスタッフの実働費です。

火葬に関する費用項目とその内容

火葬にかかる費用項目とその内容は以下の通りです。

これらの費用はすべて火葬場に支払うものであり、通常は葬儀会社が立て替えを行い、後で葬儀社に精算されます。

1.火葬料

火葬場ごとに、定められた料金があります。

地域や年齢によって、料金が変わります。

2.待合室使用料

火葬には通常1時間30分前後かかるため、待合室や休憩室で過ごすことが一般的です。

公営の火葬場では、火葬中の待合室利用が無料の場合もあります。

その他に必要な費用項目とその内容

以下は、葬儀に関連するその他の費用項目とその内容です。

これらの費用は、葬儀社の見積書には通常記載されませんが、予算に含める必要があります。

1.心付け

バスやハイヤーの運転手、火葬場での係員、寺院斎場や会館の管理人などに適宜渡します。

一般的な相場は2,000~3,000円です。

葬儀を通じてお世話になった方々(5,000~10,000円)や、手伝いをしてくれた方々(2,000~3,000円)にも心付けを用意します。

しかし現在は、心付けは不要というポリシーが一般的になりました。

2.寺院費用

仏式の場合、お寺様にお渡しする費用です。

葬儀の費用の中で、お布施は重要な一部を占めます。

しかし、その相場や含まれる費用については、一般的に知られている以上に様々な要素が絡んでいます。

お布施の一般的な相場は15万円から50万円くらいでしょうか?

しかし、この金額は様々な要因によって変動します。

例えば、戒名やお車代などが含まれる場合、相場は高くなる傾向があります。

また、僧侶による経を読んでもらう回数が多いほど、お布施の金額も増えることがあります。

中でも、最も高額になりやすいのは戒名料です。

宗派や寺院によって幅があり、0円から100万円までの金額差が見られます。

更に、故人のお寺への貢献度、社会的地位や知名度に応じて戒名料が高くなる傾向があります。

ただし、支払った戒名料が高額であっても、必ずしも立派な戒名が付くわけではないので、注意が必要です。

お車代と御膳料は、葬儀における追加費用の一部です。

一般的な相場は、それぞれ5千円から1万円程度です。

御膳料に関しては、お寺様が会食に参加されない場合のみ必要になります。

また、お車代に関しては、遺族側でタクシーを手配した場合には代金を代わりに支払うことでお車代とするのが一般的です。

お布施の相場や含まれる費用は、様々な要素によって変動します。葬儀を行う際には、これらの費用について事前に十分な調査と準備を行うことが重要です。

特に、戒名料やその他の追加費用については、見積もり段階で明確に確認することが必要です。

これらの費用項目は、葬儀場の見積書に記載されません。

見逃さないように注意しましょう。

葬儀費用の見積もりを行う際には、上記のガイドラインを参考にしましょう。

まとめ

葬儀費用の見積もりは、慎重に行う必要があります。

見積書に記載されていない費用項目も十分に考慮し、予算を立てることが重要です。

さまざまな費用がかかることを理解し、葬儀の準備を進める際には、信頼できる葬儀会社とのコミュニケーションが不可欠です。

家族や関係者と協力して、故人にふさわしい最後のお別れを行うことが大切です。

葬儀費用の見積もりを通じて、故人への敬意と尊厳を保ちながら、心に残る葬儀を行うことができるでしょう。

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