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家族葬死後事務重要ポイント

家族葬死後事務重要ポイント

失故人への最後の別れをし、家族葬を進行させる際、死後事務手続きはしばしば見落とされがちですが、その重要性は計り知れません。

故人が存命時に結んだ契約の解約や、死亡届出の提出は、遺族にとって負担の多い時期でも避けて通れない課題です。

この記事では、家族葬のための死後事務手続きのポイントにフォーカスして、これらの重要なテーマについて詳しくご紹介します。

遺族として、大切な人を送り出す同時に、責任を守る必要があります。

死亡届

死亡届は、故人が亡くなった際に提出する法的な文書です。

この文書は、地方自治体に提出され、故人の死亡情報が公式に記録される手続きです。

死亡届の記入事項

死亡届には、以下の情報を明確に記入します。

▪届出日と届出をする役所名:届出日は元号で記入します。

▪死亡者の氏名、性別、生年月日:故人の氏名は戸籍に登録された通りに記入します。

▪死亡時刻と死亡場所:死亡時刻は午前または午後で表記します。

▪死亡場所は国名から番地まで記入しますが、病院名は不要です。

▪死亡者の住所:故人の住所登録と、世帯主の氏名を記入します。

▪死亡者の本籍:故人の本籍と、戸籍の筆頭者の氏名を記入します。

▪死亡者の配偶者:配偶者がいる場合はその満年齢を、いない場合は未婚、死別、離婚のいずれかを選択します。

内縁関係は含みません。

▪死亡者の職業・産業と世帯の主な仕事:世帯の主要な職業にチェックをし、国税調査の年に死亡した場合には職業と産業を記入します。

▪届出人の情報:届出人の関係、住所、本籍、および氏名を記入します。

欄外の項目には、届出人の連絡先(電話番号)も記入します。

以下に死亡届に関する情報を解説します。

死亡届の提出者

▪一般的に、死亡届を提出するのは死亡者の親族または同居人です。

▪提出者は故人の6親等内の血族、配偶者、または3親等内の姻族になります。

▪さらに、同居人や家主、地主、家屋管理人、土地管理人が提出者になることも可能です。

▪後見人、保佐人、補助人、任意後見人も提出者になれます。

死亡届を代理で提出する場合には、委任状は不要ですが、書類に誤りがある場合には本人が訂正する必要があります。

死亡届の提出期限

▪死亡届は、死亡事実を知った日から通常7日以内に提出する必要があります。

▪国外での死亡の場合、提出期限は死亡事実を知った日から通常3か月以内です。

▪提出期限の7日目が市役所の休業日の場合、次の開庁日が期限となります。

▪提出期限を守らなかった場合、5万円以下の過料が課せられることがあります。

▪通常、火葬手続きを進めるためにも、死亡届は早めに提出されます。

死亡届の提出先

▪死亡届は死亡者の本籍地、提出者の所在地(住所地)、または死亡地の役所の窓口に提出します。

▪死亡者の所在地の役所で提出することはできません。

▪提出する窓口は自治体によって異なりますが、通常は本庁、支所、または出張所の戸籍係が受け付けています。

▪葬儀社が提出を代理する場合も同様です。

死亡届の提出に必要な書類

死亡届を提出する際には、医師が記入する死亡診断書(死体検案書)が必要です。

これは、医師が死因を診断し、死亡を証明するための書類です。

重要な役割を果たし、死亡届を書く際に必要です。

事故や自殺、事件に関連する場合は「死体検案書」となります。

▪死亡届と死亡診断書は通常1枚の書類として提出されます。

▪死亡届の記入に誤りがある場合には、訂正印を押して修正する必要があります。

この際、届出人の認印を使用します。

スタンプ印は使用不可で、朱肉を使う認印を準備します。

また、届出人の身分証明書も必要に応じて提出します。

葬儀に必要な書類

葬儀で最も大切なことは、時間通りに霊柩車が到着して、火葬が行われることです。

そのために必ず必要な書類を解説します。

火葬許可申請書

通常、火葬を行う場合、火葬許可を得る必要があります。

役所で用意されているか、公式ウェブサイトからダウンロードして印刷できます。

この申請書を提出することで、火葬の許可を得ることができます。

しかし、火葬場の予約はコンピューターシステムで行われている自治体が多くなりました。

葬儀業者でないと予約が困難なケースもありますので、注意が必要です。

火葬許可証

火葬許可申請書が受理され、書類に問題がない場合、火葬許可証を受け取ります。

この許可証を火葬場に提出することで火葬が行われます。

火葬が完了すると、埋葬許可証を受け取り、納骨の際に使用します。

これらの書類は葬儀の手続きを円滑に進めるために必要であり、注意深く取り扱う必要があります。

契約の解約・停止

故人が存命時に契約をしていた場合、その契約の解約手続きも重要です。

例えば、次のような契約が該当します。

▪保険契約

▪電話、ケーブル、インターネットのサービス契約

▪定期払いの会員費用

故人の保険や年金に関する手続きが必要です。

健康保険、介護保険、年金の資格を喪失し、クレジットカードや携帯電話の契約を解約する必要があります。

また、運転免許証やパスポートも返却する必要があります。

遺族は故人の契約内容を確認し、解約または変更が必要な場合は、提供された手続きに従って行動する必要があります。

保険契約の場合、死亡診断書のコピーや死亡証明書などの文書が必要になることが多いです。

故人の契約の解約や変更手続きは、葬儀や手続きの中でも重要な一環です。

以下はいくつかの典型的な契約について具体例を交えて説明します。

保険契約

故人が生命保険に加入していた場合、遺族は保険会社に連絡し、死亡事実を報告します。

通常、死亡証明書や死亡診断書のコピーを提供する必要があります。

保険契約の場合、死亡時の保険金が受け取れる可能性があります。

これは家族にとって大きな財政的支援になります。

年金の解約

故人が年金を受給していた場合、遺族は年金支給機関に連絡し、死亡の事実を報告します。

これにより、年金の支給が停止され、未払いの年金が調整されます。

具体的な手続きや必要な書類は年金機関によって異なります。

クレジットカードの解約

故人がクレジットカードを持っていた場合、クレジットカード会社に連絡して、カードの解約手続きを行う必要があります。

これにより、カードの不正利用を防ぎ、未払いの残高の処理が行われます。

運転免許証やパスポートの返却

故人の運転免許証は最寄りの警察署に返却し、パスポートは都道府県の旅券課に返却します。

これにより、無効な文書が流通しないようになり、遺族の責任を軽減します。

遺族は、各契約に関する詳細を確認し、必要な手続きを遵守しながら進める必要があります。

これらの手続きは、故人の生前の事務手続きに関わるもので、迅速に対処することが重要です。

保険契約

特に保険契約は重要です。

故人が生前に保険に加入していた場合、その保険金が遺族に支払われることがあります。

しかし、手続きを怠ると支払いが遅れることがあるため、保険契約の内容を確認し、保険会社に連絡をとることは重要です。

保険契約の種類とその影響

保険契約は葬儀や遺族の財政的な安定に大きな影響を与える可能性がある重要な要素です。

故人が生前にさまざまな種類の保険に加入していた場合、それぞれの保険が遺族に対して提供するサービスや支払いが異なります。

以下に、保険契約の種類と具体例を挙げて説明します。

生命保険

故人が生命保険に加入していた場合、遺族は保険会社に連絡し、死亡事実を報告する必要があります。

例えば、夫婦共済生命保険に加入していた場合、故人の死亡に伴い、生命保険会社は生命保険金を配偶者に支払うことがあります。

この保険金は遺族にとって大きな支えとなります。

医療保険

故人が医療保険に加入していた場合、その保険は葬儀費用や医療費をカバーすることがあります。

例えば、故人ががん保険に加入していた場合、がん治療にかかる費用が一部または全額保険で賄われることがあります。

遺族は死亡を保険会社に報告し、支払いを受けるための手続きを迅速に行う必要があります。

自動車保険

故人が自動車保険に加入していた場合、車両の事故による損害や責任に関する保険があります。

具体的なケースとして、故人が交通事故に巻き込まれ、他の運転者に対する損害賠償を行う必要がある場合が挙げられます。

遺族は自動車保険契約に関する情報を確認し、事故の対応に必要な支援を受けるべきです。

保険契約の内容を把握し、遺族にとって重要なサービスや支払いを受けるために必要な手続きを遵守することは、葬儀後の財政的な安定を確保するために不可欠です。

その他の手続

その他にも様々な手続きがあります。

プロのサポートを受けながら効果的に進めていくことが望ましいでしょう。

準確定申告

故人が自営業で活動していた場合や、特定の条件を満たす場合、相続人が準確定申告を行う必要があります。

これは通常の確定申告とは異なり、特定の要件を満たす場合に行われます。

名義変更・保険加入

故人の名義を変更するための手続きが必要です。

これは不動産の登記簿、銀行口座、自動車の所有権などを含みます。

また、遺族が故人の国民健康保険に加入する場合も手続きが必要です。

請求

未支給の年金、葬祭費、埋葬料、生命保険、遺族厚生年金、国民年金の死亡一時金などが請求できます。

それぞれの手続きには期限があるため、迅速な行動が必要です。

これらの手続きは、葬儀の後に遺族にとって重要な役割を果たし、時間に余裕をもって進めることが大切です。

まとめ

故人の死後に行う手続きは感情的な重荷となりますが、死後の事務手続きを適切に遂行し、契約の解約にも慎重に取り組むことで、故人の遺志を尊重し、同時に遺族の権益を確保できます。

このプロセスは感傷的でありながらも、法的な観点からも重要なものです。

特に、契約の解約においては、遺族が故人の意思を理解し、それに基づいて必要な手続きを進めることが肝要です。

これにより、不必要なトラブルや法的な問題を回避し、円滑な手続きを確保することができます。

遺族間での情報共有と協力もまた至上の重要性を持ちます。

感情的な状況での手続きは複雑であり、協力がなければ円滑に進行することが難しいことがあります。

遺族同士が情報を共有し、お互いにサポートしあうことで、全体のプロセスがよりスムーズに進展し、遺族全体の負担を軽減できます。

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